博士後期課程の概要

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博士後期課程の概要

概要

世界を見据え、地域の【“人”と“地”の健康】に貢献できる人材を育成する

理工学研究科は、幅広い学問の基盤的能力と高度な専門的知識を修得し、倫理観及び新たな知を創り出す創造力を身につけ、分野の枠を超えたイノベーションを可能とする高度専専門職業人の養成を目的として、理学と工学の枠を超えた教育・研究を展開することを目指しています。

養成する人材像

養成する人材像

幅広い分野横断的な知識と視野を持ち、産業界においてもリーダーとして社会的に説明責任を果たしつつ技術革新を牽引できる理工系高度職業人や、基礎・応用において革新をもたらすような研究者を養成します。

取得できる学位

本学大学院理工学研究科博士後期課程に3年以上在学し、各プログラム所定の科目を20単位以上修得し、かつ、必要な研究指導を受けた上、学位論文の審査に合格した者には博士の学位が授与されます。ただし、在学期間に関しては、優れた研究業績を上げた者については、この課程に1年(2年未満在学期間をもって修士課程又は博士前期課程を修了した者にあっては、当該在学期間を含めて3年)以上在学すれば足りるものとします。

課程 専攻 プログラム 取得できる学位
博士後期課程 理工学専攻 数理情報学・データサイエンスプログラム 博士(数理情報学)
生命・物質・エネルギー科学プログラム 博士(理工学)
サステイナブル地球環境学プログラム 博士(理学)
先進工学プログラム 博士(工学)

3つのポリシー

ディプロマ・ポリシー

修了認定・学位授与の方針

理工学研究科博士後期課程では、理工学及びその関連分野の学術的な理論及び応用を教授研究し、その深奥を究め、高度の専門性が求められる職業を担うための深い学識、卓越した能力、及び倫理観を培い、自然科学及び科学技術の発展に寄与することを目的としている。
この教育上の目的に基づき、各プログラムにおける所定の課程を修め、以下に示す学修成果を上げたものに、教育分野に応じて博士(数理情報学)、博士(理工学)、博士(理学)又は博士(工学)の学位を授与する。

到達目標及び到達指標

基盤的能力

  • 〈学修成果〉理学及び工学の分野における研究及びその普及・解説の基盤となる豊かな学識や、様々な課題の解決に必要となる、学問分野を問わない俯瞰的、大局的な視野を身に付けている。
    原著論文を理解し、また研究成果を発信するための基礎となる英語力を身につけている。
  • 〈到達指標〉・理工学研究・普及の基盤となる豊かな学識
    ・原著論文を理解するための読解力・論理的思考力・語学力
    ・研究成果を発信するための表現力・語学力

専門的学識

  • 〈学修成果〉専門分野における世界水準の理工学研究の成果と手法を理解する能力、及び理工学研究を基とした高度の専門性を要する職業に必要な能力を身に付けている。
    原著論文を理解し、また研究成果を発信するための基礎となる英語力を身につけている。
  • 〈到達指標〉先端的な理工学研究の成果と手法を理解する能力

倫理観

  • 〈学修成果〉研究倫理に関する規範意識を身に付けている。
  • 〈到達指標〉研究倫理に関する規範意識を持ち、倫理に従った研究活動が行える。

創造力

  • 〈学修成果〉先行研究を踏まえて独自の研究を計画、推進するとともに、その成果を学術論文などにまとめ発表する能力を身に付けている。
  • 〈到達指標〉研究計画能力、推進能力、及び成果発信力

カリキュラム・ポリシー

教育課程編成方針

理工学研究科博士後期課程では、修了認定・学位授与の方針に掲げる4つの能力を学修するため、体系的な教育課程を編成する。

教育課程実施方針

3年間の学修を通じて、学生が主体的・能動的に学ぶことができるような教育課程を実施する。授業科目としては、必修の大学院共通科目、選択必修の研究科共通科目に加えて、プログラム専門科目として必修科目の演習・特別研究の他、自プログラムの講義科目、他プログラムの講義科目を選択することにより行う。その評価は、各能力における学修成果の到達目標に対する達成度について、客観的な成績評価基準に基づいて行う。

学修内容、学修方法及び学修成果の評価方法

基盤的能力

  • 〈学修内容〉理工学の各分野あるいは医学薬学との境界領域において、新たな問題を発見し解決するための基となる知識及び大局的な視野を身に付ける。
  • 〈学修方法〉自プログラム又は他プログラム開講科目を学修する。研究科共通科目で異分野の知識や技能を修得する。
  • 〈学修成果の評価方法〉各授業科目の教員が、試験、レポート、発表により評価する。

専門的学識

  • 〈学修内容〉自プログラムの専門性の高い授業科目を学修するとともに、学術論文の講読や学会等への参加により研鑽を積む。演習等において指導教員と意見交換を行いながら、博士研究を計画・推進し、研究成果を学術論文としてまとめ、発表する。
  • 〈学修方法〉自らの研究テーマに関連した授業科目を学修するとともに、学術論文等の講読や学会等への参加により学修する。
  • 〈学修成果の評価方法〉各分野の教員が、最終試験、発表及び執筆した学術論文により評価する。

倫理観

  • 〈学修内容〉研究の遂行に際して法令を遵守することを含め、研究倫理に関する規範意識を身に付ける。
  • 〈学修方法〉各種講習会の受講又はeラーニング教材による学修により行う。研究科共通科目「長期インターンシップ」や「プレFD」により、社会とのかかわりを学び、職業意識や倫理観を身に付ける。
  • 〈学修成果の評価方法〉実施内容に応じて、レポート、教材の修了により評価する。

創造力

  • 〈学修内容〉先行研究を踏まえて独自の研究を計画、推進、及び成果発表する能力を身に付ける。
  • 〈学修方法〉研究の実施、論文執筆、学会・研究会での発表により学修する。大学院共通科目「学際融合発表演習Ⅰ・Ⅱ」において、成果発表を行ない、幅広い視野から自身の研究を見直す。
  • 〈学修成果の評価方法〉各分野の教員が、最終試験、発表及び執筆した学術論文により評価する。

アドミッション・ポリシー

入学者受入れの方針

理工学研究科は、理工学分野に強い関心と基礎的能力を有し、将来、専門知識と技術を活かして、技術革新を牽引し、文化の進展に寄与することにより、人類の福祉に貢献できる技術者・研究者となる意欲のある学生を求める。

入学者選抜の基本方針(入試種別とその評価方法)

一般入試

口述試験、面接及び書類審査により、英語の語学力、志望する教育分野に関連する科目、修士論文及び入学後の研究計画について評価する。

社会人特別入試

口述試験、面接及び出願書類により、志望する教育分野に関連する科目、学術論文、業績報告書、特許等の研究業績及び入学後の研究計画について評価する。

社会人早期修了入試

口述試験、面接及び出願書類により、志望する教育分野に関連する科目、学術論文、業績報告書、特許等の研究業績及び博士論文作成計画書について評価する。

外国人留学生特別入試

口述試験、面接及び出願書類により、博士後期課程の教育を受けるために必要となる語学力、志望する教育研究分野に関連する科目、修士論文及び入学後の研究計画について評価する。

求める資質・能力

基盤的能力

理工学を中心とした広範な学問分野について広く知識を修得する意欲を持つとともに、修士課程修了相当の基礎学力として、理解力、論理的思考力、表現力を身に付けている。

専門的学識

理工学分野に深い興味を持ち、それらの専門研究を通して専門的知識と応用力を身に付け社会で活躍する意欲を持っている。

倫理観

社会の一員としての責任感や倫理観を持って主体的に研究し、科学技術の健全な発展に貢献しようという意識を持っている。

創造力

地域社会や国際社会に貢献するために、未知の問題や最先端の問題に挑戦しようという旺盛な研究意欲や柔軟な思考力を身に付けている。

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