サステイナブル地球環境学
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Sustainable Global Environmental Studies Program

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サステイナブル地球環境学
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教育・研究の理念と目標

人材養成目的

地球科学、生物学、環境科学について、高度で幅広い知識と思考力を有し、持続可能社会に貢献する高度理工系人材及び研究者を育成することを目的としています。この目的に沿って、理学系の領域において、主たる学問分野として地球科学、生物学、環境科学を深く修得します。

養成する人材像

地球科学、生物科学、環境科学の主たる学問分野を広く修得し、持続可能社会に貢献する高度理工系人材および研究者を養成します。

サステイナブル地球環境学プログラムの特徴

主な研究領域

  • 地球進化学

    地球進化学

    地下資源の分布や地球環境の変化をコントロールする、地球史46億年間の物質循環・化学反応の機構解明を目的とした教育研究を⾏う。具体的には、鉱物、岩石、地層など、地球史を記録した固体物質を題材に、精密な年代論に基づき、地球誕生から今日に至る物質循環、化学反応、熱履歴、および地表環境変化を探究する。

  • p7_2

    流体地球物理学

    地球温暖化の進行に伴い異常天候が激甚化・常態化している。北陸地方もこの大規模な気候変化の影響を受け、豪雪・雷・熱波・高潮等の様々な地域災害リスクが高まっている。このリスクから安全な都市機能や豊かな社会生活を守るため、グローバルな視点から気候システムの変動メカニズムを研究し、地域の問題解決に応用できる高い能力を持つ人材を育成する。

  • 固体地球物理学

    固体地球物理学

    固体地球の構造および様々な時空間スケールでの変動を、地震学、測地学、地球電磁気学、岩石物性などの物理的アプローチから教育・研究する。とくに、北陸をはじめとする中部日本の地殻構造や地震、火山、環境変化の観測、調査、実験を通して研究している。固体地球の構造や変動メカニズムを理解し、地域の災害予測や防災・減災に貢献できる人材を育成する。

  • 生体制御学

    生体制御学

    生物を取り巻く外部環境に対する個体や個体群の反応から、自然環境における適応機構について、時間生物学、睡眠科学、内分泌学的および⾏動生理学的な観点から広い視野に立って教育研究を⾏う。

  • 生命情報学

    生命情報学

    高等植物における細胞分化・器官分化の分子機構について、また核および色素体のゲノム情報の伝達・発現機構について、さらに光やホルモン等の環境シグナルの受容・伝達機構について教育研究を⾏う。

  • 生体構造学

    生体構造学

    生物の発生、形態形成、構造特性、類縁関係、多様性、⾏動生態、進化等における諸過程を、特に生体構造を重視して比較研究を⾏うことにより解析し、その基本法則を明らかにするための教育研究を⾏う。

  • 環境化学計測

    環境化学計測

    化学物質の分離や検出の基礎理論、水中の微量成分の分析方法や排水中の有害成分の除去方法の開発、微量成分、安定同位体等を用いた物質の起源や循環・分布、環境状態の変遷に関する教育研究を⾏う。

  • 生物圏機能

    生物圏機能

    生物圏の重要な構成要素である生物の働きについて分子から生態系レベルにわたる研究を⾏う。特に光、水、金属イオン、化学物質等の環境要因が生理的機能に及ぼす影響や、地球環境変動の影響、生物個体間のあるいは種間の相互作用等に関する教育研究を⾏う。

  • サステイナブル環境科学

    サステイナブル環境科学

    自然生態系や農地、植林地、緑地を対象に、持続可能な社会の構築に必要な諸課題について、利用と保全の観点から環境科学に関する教育研究を行う。

  • 地球進化学

    地球進化学

    地下資源の分布や地球環境の変化をコントロールする、地球史46億年間の物質循環・化学反応の機構解明を目的とした教育研究を⾏う。具体的には、鉱物、岩石、地層など、地球史を記録した固体物質を題材に、精密な年代論に基づき、地球誕生から今日に至る物質循環、化学反応、熱履歴、および地表環境変化を探究する。

  • p7_2

    流体地球物理学

    地球温暖化の進行に伴い異常天候が激甚化・常態化している。北陸地方もこの大規模な気候変化の影響を受け、豪雪・雷・熱波・高潮等の様々な地域災害リスクが高まっている。このリスクから安全な都市機能や豊かな社会生活を守るため、グローバルな視点から気候システムの変動メカニズムを研究し、地域の問題解決に応用できる高い能力を持つ人材を育成する。

  • 固体地球物理学

    固体地球物理学

    固体地球の構造および様々な時空間スケールでの変動を、地震学、測地学、地球電磁気学、岩石物性などの物理的アプローチから教育・研究する。とくに、北陸をはじめとする中部日本の地殻構造や地震、火山、環境変化の観測、調査、実験を通して研究している。固体地球の構造や変動メカニズムを理解し、地域の災害予測や防災・減災に貢献できる人材を育成する。

  • 生体制御学

    生体制御学

    生物を取り巻く外部環境に対する個体や個体群の反応から、自然環境における適応機構について、時間生物学、睡眠科学、内分泌学的および⾏動生理学的な観点から広い視野に立って教育研究を⾏う。

  • 生命情報学

    生命情報学

    高等植物における細胞分化・器官分化の分子機構について、また核および色素体のゲノム情報の伝達・発現機構について、さらに光やホルモン等の環境シグナルの受容・伝達機構について教育研究を⾏う。

  • 生体構造学

    生体構造学

    生物の発生、形態形成、構造特性、類縁関係、多様性、⾏動生態、進化等における諸過程を、特に生体構造を重視して比較研究を⾏うことにより解析し、その基本法則を明らかにするための教育研究を⾏う。

  • 環境化学計測

    環境化学計測

    化学物質の分離や検出の基礎理論、水中の微量成分の分析方法や排水中の有害成分の除去方法の開発、微量成分、安定同位体等を用いた物質の起源や循環・分布、環境状態の変遷に関する教育研究を⾏う。

  • 生物圏機能

    生物圏機能

    生物圏の重要な構成要素である生物の働きについて分子から生態系レベルにわたる研究を⾏う。特に光、水、金属イオン、化学物質等の環境要因が生理的機能に及ぼす影響や、地球環境変動の影響、生物個体間のあるいは種間の相互作用等に関する教育研究を⾏う。

  • サステイナブル環境科学

    サステイナブル環境科学

    自然生態系や農地、植林地、緑地を対象に、持続可能な社会の構築に必要な諸課題について、利用と保全の観点から環境科学に関する教育研究を行う。

教育目的・教育目標・3つのポリシー

ディプロマ・ポリシー

修了認定・学位授与の方針

理工学研究科博士後期課程 サステイナブル地球環境学プログラムにおいては、理学及び工学分野の積極的融合により新たな学際領域、サステイナブル地球環境学の分野における科学・技術の高度化に対応でき、独創的な研究能力を有する研究者や地域産業の中核的担い手となる高度技術者の育成を目的とします。
この教育上の目的に基づき、本プログラムにおける所定の課程を修め、以下に示す学修成果を上げたものに、博士(理学)の学位を授与する。

到達目標及び到達指標

基盤的能力

  • 〈学修成果〉・理学及び工学の分野における研究及びその普及・解説の基盤となる豊かな学識や、様々な課題の解決に必要となる、学問分野を問わない俯瞰的、大局的な視野を身に付けている。
    ・原著論文を理解し、また研究成果を発信するための基礎となる英語力を身につけている。
  • 〈到達指標〉・理工学研究・普及の基盤となる豊かな学識・原著論文を理解するための、読解力・論理的思考力・語学力
    ・研究成果を発信するための表現力・語学力

専門的学識

  • 〈学修成果〉サステイナブル地球環境学分野における世界水準の理工学研究の成果と手法を理解する能力及び理工学研究を基とした高度の専門性を要する職業に必要な能力を身に付けている。
  • 〈到達指標〉先端的なサステイナブル地球環境学分野の成果と手法を理解する能力

倫理観

  • 〈学修成果〉研究倫理に関する規範意識を身に付けている。
  • 〈到達指標〉研究倫理に関する規範意識を持ち、倫理に従った研究活動が行える。

創造力

  • 〈学修成果〉先行研究を踏まえて独自の研究を計画、推進するとともに、その成果を学術論文などにまとめ発表する能力を身に付けている。
  • 〈到達指標〉研究計画能力、推進能力及び成果発信力

カリキュラム・ポリシー

教育課程編成方針

理工学研究科博士後期課程 サステイナブル地球環境学プログラムでは、修了認定・学位授与の方針に掲げる4つの能力を学修するため、体系的な教育課程を編成する。

教育課程実施方針

3年間の学修を通じて、学生が主体的・能動的に学ぶことができるような教育課程を実施する。授業科目としては、必修科目の演習・特別研究に加え、自プログラムの講義科目、他プログラムの講義科目を選択することにより行う。その評価は、各能力における学修成果の到達目標に対する達成度について、客観的な成績評価基準に基づいて行う。

学修内容、学修方法及び学修成果の評価方法

基盤的能力

  • 〈学修内容〉理工学の各分野あるいは医学薬学との境界領域において、新たな問題を発見し解決するための基となる知識及び大局的な視野を身に付ける。
  • 〈学修方法〉自プログラム又は他プログラム開講科目を学修する。
  • 〈学修成果の評価方法〉各授業科目の教員が、試験、レポート、発表により評価する。

専門的学識

  • 〈学修内容〉サステイナブル地球環境学分野の専門性の高い授業科目を学修するとともに、学術論文の講読や学会等への参加により研鑽を積む。演習等において指導教員と意見交換を行いながら、博士研究を計画・推進し、研究成果を学術論文としてまとめ、発表する。
  • 〈学修方法〉自らの研究テーマに関連した授業科目を学修するとともに、学術論文等の講読や学会等への参加により学修する。
  • 〈学修成果の評価方法〉各分野の教員が、最終試験、発表及び執筆した学術論文により評価する。

倫理観

  • 〈学修内容〉研究の遂行に際して法令を遵守することを含め、研究倫理に関する規範意識を身に付ける。
  • 〈学修方法〉各種講習会の受講又はeラーニング教材による学修により行う。
  • 〈学修成果の評価方法〉実施内容に応じて、レポート、教材の修了により評価する。

創造力

  • 〈学修内容〉先行研究を踏まえて独自の研究を計画、推進、及び成果発表する能力を身に付ける。
  • 〈学修方法〉研究の実施、論文執筆、学会・研究会での発表により学修する。
  • 〈学修成果の評価方法〉各分野の教員が、最終試験、発表及び執筆した学術論文により評価する。

アドミッション・ポリシー

入学者受入れの方針

理工学研究科理工学専攻博士課程 サステイナブル地球環境学プログラムでは、地球科学、生物科学、環境科学の分野に強い関心と基礎的能力を有し、将来、専門知識と技術を活かして、技術革新を牽引し、文化の進展に寄与することにより、持続可能社会に貢献し、人類の福祉に貢献できる技術者・研究者となる意欲のある学生を求める。

入学者選抜の基本方針(入試種別とその評価方法)

複数の受験機会を提供するとともに多様な学生を評価できるようにするため、以下の各種の入試を提供する。

一般入試

口述試験、面接及び書類審査により、英語の語学力、志望する教育分野に関連する科目、修士論文及び入学後の研究計画について評価する。

社会人特別入試

口述試験、面接及び出願書類により、志望する教育分野に関連する科目、学術論文、業績報告書、特許等の研究業績及び入学後の研究計画について評価する。

外国人留学生特別入試

口述試験、面接及び出願書類により、博士後期課程の教育を受けるために必要となる語学力、志望する教育研究分野に関連する科目、修士論文及び入学後の研究計画について評価する。

求める資質・能力

基盤的能力

理工学を中心とした広範な学問分野について広く知識を修得する意欲を持つとともに、修士課程修了相当の基礎学力として、理解力、論理的思考力、表現力を身に付けている。

専門的学識

サステイナブル地球環境学分野に深い興味を持ち、それらの専門研究を通して専門的知識と応用力を身に付け社会で活躍する意欲を持っている。

倫理観

社会の一員としての責任感や倫理観を持って主体的に研究し、科学技術の健全な発展に貢献しようという意識を持っている。

創造力

地域社会や国際社会に貢献するために、未知の問題や最先端の問題に挑戦しようという旺盛な研究意欲や柔軟な思考力を身に付けている。

履修モデル

履修モデル

研究テーマ:SDGsの達成に寄与する、環境に悪影響を及ぼさない害虫防除法の開発

養成する具体的な人材像:生物学に基づき、農業分野で持続可能社会に貢献する⾼度専⾨職業⼈

大学院共通科目 研究科共通科目 プログラム専門科目
特論科目 特別演習・特別研究
1年次 1T
サステイナブル地球環境学プログラム特別演習 4
サステイナブル地球環境学プログラム特別研究 10
2T
3T
学際融合発表演習Ⅰ 1
4T
2年次 1T
異分野研究体験 1
2T
長期インターンシップ 1
3T
学際融合発表演習Ⅱ 1
共生生物学特論 2
4T
3年次 1T
2T
3T
4T
取得単位数 2 2 2 14
16

修得単位数合計:20単位

研究テーマ:SDGsの達成に寄与する、海洋などの水環境中に含まれる物質の環境計測研究

養成する具体的な人材像:大学・研究機関において、環境科学に基づき、持続可能社会に貢献する水環境の保全に関する研究を行う研究者

大学院共通科目 研究科共通科目 プログラム専門科目
特論科目 特別演習・特別研究
1年次 1T
環境水計測化学特論 2
サステイナブル地球環境学プログラム特別演習 4
サステイナブル地球環境学プログラム特別研究 10
2T
3T
学際融合発表演習Ⅰ 1
4T
2年次 1T
異分野研究体験 1
2T
プレFD 1
3T
学際融合発表演習Ⅱ 1
4T
3年次 1T
2T
3T
4T
取得単位数 2 2 2 14
16

修得単位数合計:20単位

進路情報

修了後の進路

  • 製造業(⾷料品(地球規模の⾷品材料の調達や管理に関する管理業務))
  • 化学⼯業(環境安全にかかわる管理業務))
  • 農業(⽣産に関わる管理業務)
  • 公務(理⼯系技術者・研究者)
  • 学術研究、専⾨・技術サービス業(⼤学、公的研究機関の理⼯系研究者)

教員一覧

研究領域 教員氏名 研究テーマ リンク
地球進化学 教授石﨑 泰男 地下資源の分布や地球環境の変化をコントロールする、地球史46億年間の物質循環・化学反応の機構解明を目的とした教育研究を⾏う。具体的には、鉱物、岩石、地層など、地球史を記録した固体物質を題材に、精密な年代論に基づき、地球誕生から今日に至る物質循環、化学反応、熱履歴、および地表環境変化を探究する。
教授佐野 晋一
准教授安江 健一
助教沢田 輝
流体地球物理学 教授安永 数明 地球温暖化の進行に伴い異常天候が激甚化・常態化している。北陸地方もこの大規模な気候変化の影響を受け、豪雪・雷・熱波・高潮等の様々な地域災害リスクが高まっている。このリスクから安全な都市機能や豊かな社会生活を守るため、グローバルな視点から気候システムの変動メカニズムを研究し、地域の問題解決に応用できる高い能力を持つ人材を育成する。
教授青木 一真
教授杉浦 幸之助
教授田口 文明
教授堀 雅裕
准教授島田 亙
准教授濱田 篤
固体地球物理学 教授渡邊 了 固体地球の構造および様々な時空間スケールでの変動を、地震学、測地学、地球電磁気学、岩石物性などの物理的アプローチから教育・研究する。とくに、北陸をはじめとする中部日本の地殻構造や地震、火山、環境変化の観測、調査、実験を通して研究している。固体地球の構造や変動メカニズムを理解し、地域の災害予測や防災・減災に貢献できる人材を育成する。
教授石川 尚人
准教授川﨑 一雄
助教堀田 耕平
生体制御学 教授松田 恒平 生物を取り巻く外部環境に対する個体や個体群の反応から、自然環境における適応機構について、時間生物学、睡眠科学、内分泌学的および⾏動生理学的な観点から広い視野に立って教育研究を⾏う。
准教授吉川 朋子
講師今野 紀文
講師中町 智哉
助教森岡 絵里
生命情報学 教授唐原 一郎 高等植物における細胞分化・器官分化の分子機構について、また核および色素体のゲノム情報の伝達・発現機構について、さらに光やホルモン等の環境シグナルの受容・伝達機構について教育研究を⾏う。
講師山本 将之
講師玉置 大介
生体構造学 准教授山崎 裕治 生物の発生、形態形成、構造特性、類縁関係、多様性、⾏動生態、進化等における諸過程を、特に生体構造を重視して比較研究を⾏うことにより解析し、その基本法則を明らかにするための教育研究を⾏う。
准教授前川 清人
准教授𡈽田 努
助教佐藤 杏子
環境化学計測 教授張 勁 化学物質の分離や検出の基礎理論、水中の微量成分の分析方法や排水中の有害成分の除去方法の開発、微量成分、安定同位体等を用いた物質の起源や循環・分布、環境状態の変遷に関する教育研究を⾏う。
教授倉光 英樹
教授堀川 恵司
講師佐澤 和人
助教鹿児島 渉悟
生物圏機能 教授田中 大祐 生物圏の重要な構成要素である生物の働きについて分子から生態系レベルにわたる研究を⾏う。特に光、水、金属イオン、化学物質等の環境要因が生理的機能に及ぼす影響や、地球環境変動の影響、生物個体間のあるいは種間の相互作用等に関する教育研究を⾏う。
教授石井 博
准教授蒲池 浩之
准教授柏木 健司
講師酒徳 昭宏
助教太田 民久
サステイナブル環境科学 教授和田 直也 自然生態系や農地、植林地、緑地を対象に、持続可能な社会の構築に必要な諸課題について、利用と保全の観点から環境科学に関する教育研究を行う。
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