生命・物質・
エネルギー科学
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Life, Material and Energy Sciences Program

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教育・研究の理念と目標

人材養成目的

生命科学、化学の基礎から応用を包括する物質化学、素粒子から宇宙に至る物質の本質を探究する物理学、及びエネルギー科学における幅広い知識、思考力、問題解決能力を有する高度専門職業人および研究者を育成することを目的としています。この目的に沿って、生命工学、化学、応用化学、物理学、電気電子工学、材料工学、エネルギー科学、材料科学、核科学を主たる学問分野として、理学と工学の分野にまたがって、生命、物質、エネルギーの各分野について、物理学的及び化学的観点から深く修得します。

養成する人材像

理学と工学の分野にまたがって、生命、物質、エネルギーの各分野について、物理学的および化学的観点から理解し、イノベーションや問題解決に当たれる高度専門職業人および研究者を養成します。

生命・物質・エネルギー科学プログラムの特徴

主な研究領域

  • 神経回路・細胞電気工学

    神経回路・細胞電気工学

    • 比較的単純な無脊椎動物の中枢神経回路を用いて、同期的神経活動における位相依存的な感覚情報処理や非線形振動子間および周期的感覚入力との動的相互作用について、教育・研究を行う。
    • 細胞工学と電気工学の融合領域としての細胞センサや細胞分離などへの応用に関する教育・研究を行う。
  • エネルギー物質基礎科学

    エネルギー物質基礎科学

    基礎的な物質は何か、その間に働いている力はどのようなものか、宇宙は如何にして生成・発展してきたか、物質・時間・空間の究極理論にふさわしい数学的表現はどのようなものかなどについて、幅広い教育研究を⾏う。

  • 分子エネルギー基礎科学

    分子エネルギー基礎科学

    レーザー分光及び電波分光の⼿法を用いて、物理化学・天文学・環境科学で重要な分子のスペクトルと精密な分子構造を明らかにする。同時に、より高感度、より高精度な分光学的⼿法を開発する。また、原子分子などの並進運動や内部自由度を冷却して遷移周波数の精密な測定を⾏い、基本的な物理量の時間的普遍性の検証などの問題に取り組む。重力波望遠鏡 KAGRA(岐阜県飛騨市神岡町)の開発(とくにレーザーや鏡関連)を進める。これらのことに関する教育研究を⾏う。

  • 光・ 電子デバイス

    光・ 電子デバイス

    有機半導体の光・電子物性評価、薄膜形成技術、有機分子の配向制御、及び有機半導体を用いた光・電子デバイス応用等に関する教育研究を⾏う。

  • 材料設計

    材料設計

    材料の電子・原子構造と機械的・物理的の相関について教育研究を⾏う。ミクロ・ナノ構造制御、表面改質、相変態・再結晶を駆使した金属、セラミック、磁性、超伝導材料の新機能開発を扱う。電子顕微鏡、計算機解析、物理的輸送現象の測定⼿段について紹介する。

  • 材料化学

    材料化学

    材料化学のうち主として金属材料、機能性無機材料の製錬・精製の諸プロセスに関する基礎及び応用、無機材の表面改質・表面機能に関する分野の教育研究を⾏う。

  • プラズマ科学

    プラズマ科学

    非線形波動、乱流、非熱的成分の生成過程などのプラズマ中の非線形・非平衡現象に関する教育研究、および関連する数理的手法の応用に関する教育研究を行う。

  • 光機能材料

    光機能材料

    ナノ材料と有機材料・無機材料とを融合した新たな光機能材料の設計と合成、および、それらを用いた人工光合成系の開発やナノ医療分野への応用に関する教育研究を⾏う。

  • 生体材料プロセス工学

    生体材料プロセス工学

    生体組織を人工的に再構築するために必要な生体材料に要求される物理化学的特性および生体材料のナノ・マイクロレベルでの加工技術に関する教育研究を行う。

  • ナノ物質化学

    ナノ物質化学

    特異な光学特性を示すナノ粒子やナノ構造の合成方法・作製方法、ならびにそれらを利用した光エネルギー変換や新規機能の開拓に関する教育研究を行う。

  • 光機能分子化学

    光機能分子化学

    光エネルギーを化学エネルギーや電気エネルギーに、あるいは化学エネルギーを発光に変換するための光機能について、特に金属錯体をはじめとする重金属を含んだ分子システムの光機能に着目し、光励起状態の分子構造や反応ダイナミクスの解明、観測・解析手法の開発に関する教育研究を⾏う。

  • 錯体合成化学

    錯体合成化学

    金属錯体は、金属イオンに様々な配位子が結合した化合物です。中心金属元素の選択、有機物、無機イオンなどの配位子の組合せは事実上無限にあり、様々な構造・性質を持つ化合物を作り出すことができます。現在我々は、発光性を示す錯体やニトリド配位子を持つ錯体の合成に加え、光エネルギーを利用したユビキタス小分子の物質変換を可能にする錯体の合成及びその変換メカニズムについて研究を行っています。

  • 合成有機化学

    合成有機化学

    新規な拡張共役パイ電子系の構築と超分子機能材料物質への応用や新規な有機化学反応の開発と生理活性天然物の合成ルートの開発に関する教育研究を⾏う。

  • 環境分析化学

    環境分析化学

    溶液に含まれる微量元素を効率よく分離濃縮するための新規分離材および分離濃縮法の開発ならびにそれらの環境・生体試料中微量・超微量元素定量、廃棄物中有価元素回収、廃棄物中有害元素除去など分析化学的・環境化学的応用に関する教育研究を⾏う。

  • 計算生体分子科学

    計算生体分子科学

    生体分子の相互作用モデルを量子化学的原理に基づき構築し、コンピューターシミュレーションによりその分子構造やダイナミクスを解析する。シミュレーションにより得られる分子トラジェクトリーから、統計力学理論に基づき、静的、動的物理量を計算することにより、生体現象を分子レベルから解明する。

  • ナノバイオマテリアル設計学

    ナノバイオマテリアル設計学

    医工学材料のための基分子の設計・合成から、合成高分子・生体高分子を駆使したデバイス構築に関する、一連の材料開発を研究目標とする。その中で、材料vs. 細胞・生体組織の相関関係の理解・解明のためのin vitro・in vivo 実験を通じて、実応用可能な材料開発コンセプトを構築できる研究者を養成するための研究教育を実施する。

  • 精密無機合成化学

    精密無機合成化学

    電導性・磁性等の新規な機能を示す有機化合物、還移金属錯体、有機金属化合物を基にした分子固体系の設計・合成、およびそれらの物性評価測定・解析に関する教育研究を⾏う。

  • エネルギー環境科学

    エネルギー環境科学

    水素同位体(軽水素、重水素及び三重水素 (トリチウム))のエネルギー利用に関わる基礎的・応用的研究を行っています。例えば、軽水素(H2)は酸素と反応することでエネルギー(熱、電気)を放出して水を生成します。またこの逆反応により、水からH2を得ることができ、H2と水の資源循環による持続可能なエネルギーシステムを構築できます。一方、重水素(D)及びトリチウム(T)は21世紀の高密度エネルギー源として注目されている核融合炉の燃料として使用されます。

  • 分子反応工学

    分子反応工学

    触媒化学、反応工学、分子ダイナミクスなどの知識を駆使し、未来社会の基盤を目指してエネルギー問題、環境問題を解決する。バイオマス、光を含む資源の高度利用、環境負荷が低い合理的な化学反応と化学工業プロセスの開発を⾏う。新規機能を持つナノ材料も探索する。

  • 神経回路・細胞電気工学

    神経回路・細胞電気工学

    • 比較的単純な無脊椎動物の中枢神経回路を用いて、同期的神経活動における位相依存的な感覚情報処理や非線形振動子間および周期的感覚入力との動的相互作用について、教育・研究を行う。
    • 細胞工学と電気工学の融合領域としての細胞センサや細胞分離などへの応用に関する教育・研究を行う。
  • エネルギー物質基礎科学

    エネルギー物質基礎科学

    基礎的な物質は何か、その間に働いている力はどのようなものか、宇宙は如何にして生成・発展してきたか、物質・時間・空間の究極理論にふさわしい数学的表現はどのようなものかなどについて、幅広い教育研究を⾏う。

  • 分子エネルギー基礎科学

    分子エネルギー基礎科学

    レーザー分光及び電波分光の⼿法を用いて、物理化学・天文学・環境科学で重要な分子のスペクトルと精密な分子構造を明らかにする。同時に、より高感度、より高精度な分光学的⼿法を開発する。また、原子分子などの並進運動や内部自由度を冷却して遷移周波数の精密な測定を⾏い、基本的な物理量の時間的普遍性の検証などの問題に取り組む。重力波望遠鏡 KAGRA(岐阜県飛騨市神岡町)の開発(とくにレーザーや鏡関連)を進める。これらのことに関する教育研究を⾏う。

  • 光・ 電子デバイス

    光・ 電子デバイス

    有機半導体の光・電子物性評価、薄膜形成技術、有機分子の配向制御、及び有機半導体を用いた光・電子デバイス応用等に関する教育研究を⾏う。

  • 材料設計

    材料設計

    材料の電子・原子構造と機械的・物理的の相関について教育研究を⾏う。ミクロ・ナノ構造制御、表面改質、相変態・再結晶を駆使した金属、セラミック、磁性、超伝導材料の新機能開発を扱う。電子顕微鏡、計算機解析、物理的輸送現象の測定⼿段について紹介する。

  • 材料化学

    材料化学

    材料化学のうち主として金属材料、機能性無機材料の製錬・精製の諸プロセスに関する基礎及び応用、無機材の表面改質・表面機能に関する分野の教育研究を⾏う。

  • プラズマ科学

    プラズマ科学

    非線形波動、乱流、非熱的成分の生成過程などのプラズマ中の非線形・非平衡現象に関する教育研究、および関連する数理的手法の応用に関する教育研究を行う。

  • 光機能材料

    光機能材料

    ナノ材料と有機材料・無機材料とを融合した新たな光機能材料の設計と合成、および、それらを用いた人工光合成系の開発やナノ医療分野への応用に関する教育研究を⾏う。

  • 生体材料プロセス工学

    生体材料プロセス工学

    生体組織を人工的に再構築するために必要な生体材料に要求される物理化学的特性および生体材料のナノ・マイクロレベルでの加工技術に関する教育研究を行う。

  • ナノ物質化学

    ナノ物質化学

    特異な光学特性を示すナノ粒子やナノ構造の合成方法・作製方法、ならびにそれらを利用した光エネルギー変換や新規機能の開拓に関する教育研究を行う。

  • 光機能分子化学

    光機能分子化学

    光エネルギーを化学エネルギーや電気エネルギーに、あるいは化学エネルギーを発光に変換するための光機能について、特に金属錯体をはじめとする重金属を含んだ分子システムの光機能に着目し、光励起状態の分子構造や反応ダイナミクスの解明、観測・解析手法の開発に関する教育研究を⾏う。

  • 錯体合成化学

    錯体合成化学

    金属錯体は、金属イオンに様々な配位子が結合した化合物です。中心金属元素の選択、有機物、無機イオンなどの配位子の組合せは事実上無限にあり、様々な構造・性質を持つ化合物を作り出すことができます。現在我々は、発光性を示す錯体やニトリド配位子を持つ錯体の合成に加え、光エネルギーを利用したユビキタス小分子の物質変換を可能にする錯体の合成及びその変換メカニズムについて研究を行っています。

  • 合成有機化学

    合成有機化学

    新規な拡張共役パイ電子系の構築と超分子機能材料物質への応用や新規な有機化学反応の開発と生理活性天然物の合成ルートの開発に関する教育研究を⾏う。

  • 環境分析化学

    環境分析化学

    溶液に含まれる微量元素を効率よく分離濃縮するための新規分離材および分離濃縮法の開発ならびにそれらの環境・生体試料中微量・超微量元素定量、廃棄物中有価元素回収、廃棄物中有害元素除去など分析化学的・環境化学的応用に関する教育研究を⾏う。

  • 計算生体分子科学

    計算生体分子科学

    生体分子の相互作用モデルを量子化学的原理に基づき構築し、コンピューターシミュレーションによりその分子構造やダイナミクスを解析する。シミュレーションにより得られる分子トラジェクトリーから、統計力学理論に基づき、静的、動的物理量を計算することにより、生体現象を分子レベルから解明する。

  • ナノバイオマテリアル設計学

    ナノバイオマテリアル設計学

    医工学材料のための基分子の設計・合成から、合成高分子・生体高分子を駆使したデバイス構築に関する、一連の材料開発を研究目標とする。その中で、材料vs. 細胞・生体組織の相関関係の理解・解明のためのin vitro・in vivo 実験を通じて、実応用可能な材料開発コンセプトを構築できる研究者を養成するための研究教育を実施する。

  • 精密無機合成化学

    精密無機合成化学

    電導性・磁性等の新規な機能を示す有機化合物、還移金属錯体、有機金属化合物を基にした分子固体系の設計・合成、およびそれらの物性評価測定・解析に関する教育研究を⾏う。

  • エネルギー環境科学

    エネルギー環境科学

    水素同位体(軽水素、重水素及び三重水素 (トリチウム))のエネルギー利用に関わる基礎的・応用的研究を行っています。例えば、軽水素(H2)は酸素と反応することでエネルギー(熱、電気)を放出して水を生成します。またこの逆反応により、水からH2を得ることができ、H2と水の資源循環による持続可能なエネルギーシステムを構築できます。一方、重水素(D)及びトリチウム(T)は21世紀の高密度エネルギー源として注目されている核融合炉の燃料として使用されます。

  • 分子反応工学

    分子反応工学

    触媒化学、反応工学、分子ダイナミクスなどの知識を駆使し、未来社会の基盤を目指してエネルギー問題、環境問題を解決する。バイオマス、光を含む資源の高度利用、環境負荷が低い合理的な化学反応と化学工業プロセスの開発を⾏う。新規機能を持つナノ材料も探索する。

教育目的・教育目標・3つのポリシー

ディプロマ・ポリシー

修了認定・学位授与の方針

理工学研究科博士後期課程 生命・物質・エネルギー科学プログラムでは、理学及び工学分野の積極的融合により新たな学際領域、生命・物質・エネルギー科学の分野における科学・技術の高度化に対応でき、独創的な研究能力を有する研究者や地域産業の中核的担い手となる高度技術者の育成を目的としている。
この教育上の目的に基づき、本プログラムにおける所定の課程を修め、以下に示す学修成果を上げたものに、博士(理工学)の学位を授与する。

到達目標及び到達指標

基盤的能力

  • 〈学修成果〉・理学及び工学の分野における研究及びその普及・解説の基盤となる豊かな学識や、様々な課題の解決に必要となる、学問分野を問わない俯瞰的、大局的な視野を身に付けている。
    ・原著論文を理解し、また研究成果を発信するための基礎となる英語力を身につけている。
  • 〈到達指標〉・理工学研究・普及の基盤となる豊かな学識・原著論文を理解するための、読解力・論理的思考力・語学力
    ・研究成果を発信するための表現力・語学力

専門的学識

  • 〈学修成果〉生命・物質・エネルギー科学分野における世界水準の理工学研究の成果と手法を理解する能力及び理工学研究を基とした高度の専門性を要する職業に必要な能力を身に付けている。
  • 〈到達指標〉先端的な生命・物質・エネルギー科学分野の成果と手法を理解する能力

倫理観

  • 〈学修成果〉研究倫理に関する規範意識を身に付けている。
  • 〈到達指標〉研究倫理に関する規範意識を持ち、倫理に従った研究活動が行える。

創造力

  • 〈学修成果〉先行研究を踏まえて独自の研究を計画、推進するとともに、その成果を学術論文などにまとめ発表する能力を身に付けている。
  • 〈到達指標〉研究計画能力、推進能力、及び成果発信力

カリキュラム・ポリシー

教育課程編成方針

理工学研究科博士後期課程 生命・物質・エネルギー科学プログラムでは、修了認定・学位授与の方針に掲げる4つの能力を学修するため、体系的な教育課程を編成する。

教育課程実施方針

3年間の学修を通じて、学生が主体的・能動的に学ぶことができるような教育課程を実施する。授業科目としては、必修科目の演習・特別研究に加え、自プログラムの講義科目、他プログラムの講義科目を選択することにより行う。その評価は、各能力における学修成果の到達目標に対する達成度について、客観的な成績評価基準に基づいて行う。

学修内容、学修方法及び学修成果の評価方法

基盤的能力

  • 〈学修内容〉理工学の各分野あるいは医学薬学との境界領域において、新たな問題を発見し解決するための基となる知識及び大局的な視野を身に付ける。
  • 〈学修方法〉自プログラム又は他プログラム開講科目を学修する。
  • 〈学修成果の評価方法〉各授業科目の教員が、試験、レポート、発表により評価する。

専門的学識

  • 〈学修内容〉生命・物質・エネルギー科学分野の専門性の高い授業科目を学修するとともに、学術論文の講読や学会等への参加により研鑽を積む。演習等において指導教員と意見交換を行いながら、博士研究を計画・推進し、研究成果を学術論文としてまとめ、発表する。
  • 〈学修方法〉自らの研究テーマに関連した授業科目を学修するとともに、学術論文等の講読や学会等への参加により学修する。
  • 〈学修成果の評価方法〉各分野の教員が、最終試験、発表及び執筆した学術論文により評価する。

倫理観

  • 〈学修内容〉研究の遂行に際して法令を遵守することを含め、研究倫理に関する規範意識を身に付ける。
  • 〈学修方法〉各種講習会の受講又はeラーニング教材による学修により行う。
  • 〈学修成果の評価方法〉実施内容に応じて、レポート、教材の修了により評価する。

創造力

  • 〈学修内容〉先行研究を踏まえて独自の研究を計画、推進、及び成果発表する能力を身に付ける。
  • 〈学修方法〉研究の実施、論文執筆、学会・研究会での発表により学修する。
  • 〈学修成果の評価方法〉各分野の教員が、最終試験、発表及び執筆した学術論文により評価する。

アドミッション・ポリシー

入学者受入れの方針

理工学研究科理工学専攻博士後期課程 生命・物質・エネルギー科学プログラムでは、理学と工学の分野にまたがって、生命、物質、エネルギーの各分野について、物理化学的観点からの理解とイノベーションに強い関心と基礎的能力を有し、将来、専門知識と技術を活かして、技術革新を牽引し、文化の進展に寄与することにより、人類の福祉に貢献できる技術者・研究者となる意欲のある学生を求める。

入学者選抜の基本方針(入試種別とその評価方法)

複数の受験機会を提供するとともに多様な学生を評価できるようにするため、以下の各種の入試を提供する。

一般入試

口述試験、面接及び書類審査により、英語の語学力、志望する教育分野に関連する科目、修士論文及び入学後の研究計画について評価する。

社会人特別入試

口述試験、面接及び出願書類により、志望する教育分野に関連する科目、学術論文、業績報告書、特許等の研究業績及び入学後の研究計画について評価する。

外国人留学生特別入試

口述試験、面接及び出願書類により、博士後期課程の教育を受けるために必要となる語学力、志望する教育研究分野に関連する科目、修士論文及び入学後の研究計画について評価する。

求める資質・能力

基盤的能力

理工学を中心とした広範な学問分野について広く知識を修得する意欲を持つとともに、修士課程修了相当の基礎学力として、理解力、論理的思考力、表現力を身に付けている。

専門的学識

生命・物質・エネルギー科学分野に深い興味を持ち、それらの専門研究を通して専門的知識と応用力を身に付け社会で活躍する意欲を持っている。

倫理観

社社会の一員としての責任感や倫理観を持って主体的に研究し、科学技術の健全な発展に貢献しようという意識を持っている。

創造力

地域社会や国際社会に貢献するために、未知の問題や最先端の問題に挑戦しようという旺盛な研究意欲や柔軟な思考力を身に付けている。

履修モデル

履修モデル

研究テーマ:カーボンニュートラルの実現のための物質変換にむけた新技術の開発

養成する具体的な人材像:理学と⼯学の分野にまたがって、化学工業分野で物質・エネルギー変換についての問題解決に当たれる⾼度専⾨職業⼈

大学院共通科目 研究科共通科目 プログラム専門科目
特論科目 特別演習・特別研究
1年次 1T
水素エネルギー材料学特論 2
生命・物質・エネルギー科学プログラム特別演習 4
生命・物質・エネルギー科学プログラム特別研究 10
2T
3T
学際融合発表演習Ⅰ 1
4T
2年次 1T
異分野研究体験 1
2T
長期インターンシップ 1
3T
学際融合発表演習Ⅱ 1
4T
3年次 1T
2T
3T
4T
取得単位数 2 2 2 14
16

修得単位数合計:20単位

研究テーマ:カーボンニュートラルの実現のための新奇物質変換法の反応原理に関する研究

養成する具体的な人材像:大学・研究機関において、理学と⼯学の分野にまたがって、物質・エネルギー変換についての新規な手法の原理や理論を研究する研究者

大学院共通科目 研究科共通科目 プログラム専門科目
特論科目 特別演習・特別研究
1年次 1T
錯体光化学特論 2
生命・物質・エネルギー科学プログラム特別演習 4
生命・物質・エネルギー科学プログラム特別研究 10
2T
3T
学際融合発表演習Ⅰ 1
4T
2年次 1T
異分野研究体験 1
2T
プレFD 1
3T
学際融合発表演習Ⅱ 1
4T
3年次 1T
2T
3T
4T
取得単位数 2 2 2 14
16

修得単位数合計:20単位

研究テーマ:生体機能を化学反応等の分子レベルで解明し理解することによって、医薬関連分野における応用技術を開発する研究

養成する具体的な人材像:大学・研究機関、民間企業において、生命現象を物質レベルから研究し医薬関連分野への応用に繋げることができる研究者、技術者

大学院共通科目 研究科共通科目 プログラム専門科目
特論科目 特別演習・特別研究
1年次 1T
生命・物質・エネルギー科学プログラム特別演習 4
生命・物質・エネルギー科学プログラム特別研究 10
2T
3T
学際融合発表演習Ⅰ 1
医薬品合成化学特論 2
4T
2年次 1T
異分野研究体験 1
2T
プレFD 1
3T
学際融合発表演習Ⅱ 1
4T
3年次 1T
2T
3T
4T
取得単位数 2 2 2 14
16

修得単位数合計:20単位

進路情報

修了後の進路

  • 製造業(化学⼯業(有機化学⼯業、無機化学⼯業、医薬品製造業)、輸送機械器具、⾃動⾞・同附属品)
  • 公務(理⼯系技術者・研究者)
  • 学術研究、専⾨・技術サービス業(⼤学、公的研究機関の理⼯系研究者)

教員一覧

研究領域 教員氏名 研究テーマ リンク
神経回路・細胞電気工学 教授川原 茂敬
  • 比較的単純な無脊椎動物の中枢神経回路を用いて,同期的神経活動における位相依存的な感覚情報処理や非線形振動子間および周期的感覚入力との動的相互作用について,教育・研究を行う。
  • 細胞工学と電気工学の融合領域としての細胞センサや細胞分離などへの応用に関する教育・研究を行う。
講師須加 実
生命情報工学 教授黒澤 信幸
  • 診断・治療に役立つモノクローナル抗体の開発を行うとともに,抗体を用いた生体分子の機能解析やバイオテクノロジーへの応⽤を目指した教育・研究を⾏う。
  • 生体内におけるタンパク質代謝のメカニズムの解明や,その人工制御方法の開発をめざした教育研究を行う。
  • 微生物を用いた生物反応工学による物質生産とともに,微生物細胞機構の解明に関する教育・研究を行う。
  • 生命を構成する分子やシステムを人工的に再構成し直す合成生物学的手法を用いて,生命の理解を深めるとともに,環境問題・医療などへ応用していくための教育・研究を行う。
准教授伊野部 智由
講師森脇 真希
助教小池 誠一
生体情報薬理学 准教授髙﨑 一朗 帯状疱疹後神経痛や偏頭痛、癌性疼痛に代表される難治性慢性疼痛疾患や、アトピー性皮膚炎に代表される難治性慢性掻痒疾患について、それらの病態メカニズムの解明と、新規治療薬の創薬に関する教育研究を行う。
医薬品化学 助教岡田 卓哉 ユニークな生物活性を示す天然有機化合物の合成研究、有機小分子を基盤とした新規医薬品のデザイン・合成・構造―活性相関研究をはじめとした創薬研究に関する研究・教育を行う。
物性物理学 教授桑井 智彦 物質の構造と物性は極めて多彩である。ナノ粒子の構造と物性、固体の低温における磁性、超伝導ついての基礎研究を通して、物質の構造と物性をより系統的かつ基本的な立場で総合して理解するための教育研究を⾏う。
教授池本 弘之
准教授田山 孝
准教授畑田 圭介
助教松本 裕司
エネルギー物質基礎科学 准教授柿﨑 充 基礎的な物質は何か、その間に働いている力はどのようなものか、宇宙は如何にして生成・発展してきたか、物質・時間・空間の究極理論にふさわしい数学的表現はどのようなものかなどについて、幅広い教育研究を⾏う。
助教廣島 渚
分子エネルギー基礎科学 教授森脇 喜紀 レーザー分光及び電波分光の⼿法を用いて、物理化学・天文学・環境科学で重要な分子のスペクトルと精密な分子構造を明らかにする。同時に、より高感度、より高精度な分光学的⼿法を開発する。また、原子分子などの並進運動や内部自由度を冷却して遷移周波数の精密な測定を⾏い、基本的な物理量の時間的普遍性の検証などの問題に取り組む。重力波望遠鏡 KAGRA(岐阜県飛騨市神岡町)の開発(とくにレーザーや鏡関連)を進める。これらのことに関する教育研究を⾏う。
教授小林 かおり
准教授榎本 勝成
准教授山元 一広
電子材料物性 教授森 雅之 ナノデバイスや MEMS(微小電子機械システム)とそれを用いた集積回路、半導体薄膜及び超格子ヘテロエピタキシャル成長やその電子物性、及び強誘電体の結晶成長や相転移、分極反転に関する教育研究を⾏う。
准教授喜久田 寿郎
光・ 電子デバイス 教授中 茂樹 有機半導体の光・電子物性評価、薄膜形成技術、有機分子の配向制御、及び有機半導体を用いた光・電子デバイス応用等に関する教育研究を⾏う。
材料設計 教授松田 健二 材料の電子・原子構造と機械的・物理的の相関について教育研究を⾏う。ミクロ・ナノ構造制御、表面改質、相変態・再結晶を駆使した金属、セラミック、磁性、超伝導材料の新機能開発を扱う。電子顕微鏡、計算機解析、物理的輸送現象の測定⼿段について紹介する。
教授布村 紀男
准教授並木 孝洋
准教授李 昇原
材料化学 教授小野 英樹 材料化学のうち主として金属材料、機能性無機材料の製錬・精製の諸プロセスに関する基礎及び応用、無機材の表面改質・表面機能に関する分野の教育研究を⾏う。
プラズマ科学 准教授成行 泰裕 非線形波動、乱流、非熱的成分の生成過程などのプラズマ中の非線形・非平衡現象に関する教育研究、および関連する数理的手法の応用に関する教育研究を行う。
原子分子物理学 教授彦坂 泰正 放射光による原子や分子の光イオン化過程についての実験研究を通して、高エネルギー光と原子・分子との相互作用による素過程の物理に関する教育研究を⾏う。
講師大橋 隼人
高周波工学 准教授本田 和博 移動通信システムに関して、多重波電波伝搬解析と特性測定、アレーアンテナによる適応信号処理と通信性能評価方法、及び到来波方向推定に関する教育研究を⾏う。
光機能材料 教授高口 豊 ナノ材料と有機材料・無機材料とを融合した新たな光機能材料の設計と合成、および、それらを用いた人工光合成系の開発やナノ医療分野への応用に関する教育研究を⾏う。
生体材料プロセス工学 助教岩永 進太郎 生体組織を人工的に再構築するために必要な生体材料に要求される物理化学的特性および生体材料のナノ・マイクロレベルでの加工技術に関する教育研究を行う。
粒子設計プロセス 准教授黒岡 武俊 超微粒子を含む微粉末の生成に伴う高機能化新素材の創製に関する粒子設計・制御及びその工業製造プロセスの開発、設計、吸着・吸収機能を持つ多孔性粒子の合成プロセス、流動層造粒プロセス、排ガスの吸着・吸収処理プロセスの開発に関する高度な技術の教育・研究を行う。
助教劉 貴慶
ナノ物質化学 講師西 弘泰 特異な光学特性を示すナノ粒子やナノ構造の合成方法・作製方法、ならびにそれらを利用した光エネルギー変換や新規機能の開拓に関する教育研究を行う。
光機能分子化学 講師岩村 宗高 光エネルギーを化学エネルギーや電気エネルギーに、あるいは化学エネルギーを発光に変換するための光機能について、特に金属錯体をはじめとする重金属を含んだ分子システムの光機能に着目し、光励起状態の分子構造や反応ダイナミクスの解明、観測・解析手法の開発に関する教育研究を⾏う。
錯体合成化学 教授柘植 清志 金属錯体は、金属イオンに様々な配位子が結合した化合物です。中心金属元素の選択、有機物、無機イオンなどの配位子の組合せは事実上無限にあり、様々な構造・性質を持つ化合物を作り出すことができます。現在我々は、発光性を示す錯体やニトリド配位子を持つ錯体の合成に加え、光エネルギーを利用したユビキタス小分子の物質変換を可能にする錯体の合成及びその変換メカニズムについて研究を行っています。
准教授大津 英揮
准教授鈴木 炎
合成有機化学 教授林 直人 新規な拡張共役パイ電子系の構築と超分子機能材料物質への応用や新規な有機化学反応の開発と生理活性天然物の合成ルートの開発に関する教育研究を⾏う。
講師横山 初
助教吉野 惇郎
生体機能化学 教授井川 善也 リボザイムやリボスイッチに代表される、高度な機能を発揮するRNA分子機能発現機構の解析、新規な構造や機能をもつ人工RNA分子の創製、およびこれらの機能性RNAを基盤とした分子システムの構築とその応用に関する教育研究を行う。
講師松村 茂祥
環境分析化学 教授加賀谷 重浩 溶液に含まれる微量元素を効率よく分離濃縮するための新規分離材および分離濃縮法の開発ならびにそれらの環境・生体試料中微量・超微量元素定量、廃棄物中有価元素回収、廃棄物中有害元素除去など分析化学的・環境化学的応用に関する教育研究を⾏う。
准教授源明 誠
助教菅野 憲
計算生体分子科学 准教授石山 達也 生体分子の相互作用モデルを量子化学的原理に基づき構築し、コンピューターシミュレーションによりその分子構造やダイナミクスを解析する。シミュレーションにより得られる分子トラジェクトリーから、統計力学理論に基づき、静的、動的物理量を計算することにより、生体現象を分子レベルから解明する。
ナノバイオ分子設計学 准教授迫野 昌文 生命活動の化学的・分子的理解を研究目標とし、従来の生物工学手法の改良やバイオセンシング手法の新規開発などの研究教育を行う。
ナノバイオマテリアル設計学 准教授中路 正 医工学材料のための基分子の設計・合成から、合成高分子・生体高分子を駆使したデバイス構築に関する、一連の材料開発を研究目標とする。その中で、材料vs. 細胞・生体組織の相関関係の理解・解明のためのin vitro・in vivo 実験を通じて、実応用可能な材料開発コンセプトを構築できる研究者を養成するための研究教育を実施する。
精密無機合成化学 准教授宮﨑 章 電導性・磁性等の新規な機能を示す有機化合物、還移金属錯体、有機金属化合物を基にした分子固体系の設計・合成、およびそれらの物性評価測定・解析に関する教育研究を⾏う。
薬品製造化学 教授阿部 仁 医薬品をはじめとする生物活性化合物やさまざまな機能性有機分子の効率的な合成法の開発に関する教育研究を行う。
エネルギー環境科学 教授阿部 孝之 水素同位体(軽水素、重水素及び三重水素 (トリチウム))のエネルギー利用に関わる基礎的・応用的研究を行っています。例えば、軽水素(H2)は酸素と反応することでエネルギー(熱、電気)を放出して水を生成します。またこの逆反応により、水からH2を得ることができ、H2と水の資源循環による持続可能なエネルギーシステムを構築できます。一方、重水素(D)及びトリチウム(T)は21世紀の高密度エネルギー源として注目されている核融合炉の燃料として使用されます。
教授波多野 雄治
准教授萩原 英久
准教授原 正憲
講師田口 明
助教赤丸 悟士
分子反応工学 教授椿 範立 触媒化学、反応工学、分子ダイナミクスなどの知識を駆使し、未来社会の基盤を目指してエネルギー問題、環境問題を解決する。バイオマス、光を含む資源の高度利用、環境負荷が低い合理的な化学反応と化学工業プロセスの開発を⾏う。新規機能を持つナノ材料も探索する。

 

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